安田成美、石川樹(『アーロと少年』)【OKWAVE アーカイブ|2016年3月取材】 

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本記事は、2016年に掲載されたOKWAVE Starsのアーカイブ記事です。
本記事は『アーロと少年』(2016312日(土)公開)にてお母さんとアーロの日本語吹き替えを担当した安田成美さんと石川樹さんへのインタビューの記事です。

Q 『アーロと少年』をご覧になった感想をお聞かせください。

安田成美:アニメなのでお子様はもちろんですが、大人が観ても満たされる作品です。映像美もそうですし、観ている時にはさみしさやドキドキする気持ちにもなりますが、観終わった後の爽快感に癒されますので、大人にも観てほしい作品だと思いました。
実写のようなすごい映像をアニメで表現しているし、スタッフロールには本当にたくさんのスタッフの方の名前が出てきます。ピクサーではスタッフ一人ひとりを本当に大事にして、こういう作品ができたんだと、驚きもしましたし、感動もしました。

石川樹:映像にリアリティがあって、アーロたち出てくるキャラクターや虫などもリアルでした。ワクワク、ドキドキする内容で感動しました。


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Q 役柄をどう理解して演じましたか。

石川樹:最初、アーロは弱虫で臆病ですが、僕とは性格が違うので、臆病で怖がりという気持ちはどういうことなんだろうと考えながら声で気持ちを伝えようと思いました。
僕は何でもまずやってみて、うまくいかなかったら考えてまた挑戦する性格なので、成長して強くなったアーロの方に近いのかなと思います。

安田成美:アーロのお母さんはどの家庭にもいるような存在で、家族全員を優しく包むような気持ちがあふれていましたので、それを表現しようと思いました。

Q 木梨憲武さんは恐竜役の声優や、ピクサーの別作品の声優を務めていますが、何かアドバイスはありましたか。

安田成美:「俺も『ファインディング・ニモ』の次回作やるんだよ」という話はしましたけど、アドバイスは無かったですね(笑)。オリジナル版の声を聞かせていただいたら、太くて深い声のお母さんでした。私はそれよりも高い声なので、もう少したっぷり感を意識して出そうかなと思いました。後は、現場で映像の口合わせと、お父さんとの会話を見聞きしながら演じようと思いました。


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Q お気に入りのキャラクターは?

石川樹:ペット・コレクターです。アーロとペット・コレクターが少年の名前を言い合ってスポットになるところが面白いなと思いました。

安田成美:アーロもかわいいですが、スポットがかわいいですね。言葉を話さない表情と動きでの表現ですけど、アニメでこれだけ作りこまれてしまうと、役者の私たちはどうしたらいいのだろうと思ってしまうくらいでした(笑)。スポットが物言いたげな時の髪の毛のさらさらと風吹かせる感じとか、そんなところがかわいかったです。

Q 恐竜と人間が友情を取り交わす、という設定についてはいかがでしょう。

安田成美:さすがピクサーだと思いました。もしも隕石が落ちなかったら、という発想の逆転も面白いですし、恐竜と人間の子ども同士というところも絵になるし、交流してふたりとも成長していくところもいいですよね。人種どころか、違う生物なのに、お互いのことを知ろうとして、尊重しようとしてストーリーが進んでいくのが素晴らしいと思いました。

石川樹:この『アーロと少年』のようなことが現実に起きたとしたらとても面白くなるんじゃないかと思いました。人間が喋ることができなくて、恐竜が喋ることができるということが起きてもいいなと思いました。

Q もしも隕石が落ちなかったら、という設定から始まる作品ですが、もしもこれが無かったら、というターニングポイントをお聞かせください。

安田成美:やっぱり主人との出会いですね(笑)。それがなかったら、だいぶ人生が違っていたと思います。とても珍しい、見たことがないようなタイプの人でしたので、出会えて良かったですし、もし出会っていなかったとしたら、誰とも結婚していなかったかもしれませんね。

Q 今までで一番の冒険をしたエピソードをお願いします。

石川樹:小学校1年生の時に初めてひとりで電車に乗って日比谷駅まで行ったことです。途中で寝てしまって起きた時には日比谷駅を過ぎていて、あわてて戻ったのが一番の冒険です。

安田成美:私は16歳くらいの時に留学中だった妹を訪ねて一人で飛行機に乗ってアメリカまで行ったことが一番の冒険でしたね。

Q アーロとスポットの友情にちなんで、ご自分の印象深い友情にまつわるエピソードをお聞かせください。

安田成美:私はママ友とのことですね。子どもを介しての関係なので、母親同士が仲良くなるのは難しいのかなと思っていました。でも、仕事で留守にしなければならない時に親身になって子どもの面倒を見てくれたり、気持ちに余裕を持っているところにも感動しましたし、尊敬もしているし、素晴らしいなと思います。

石川樹:僕は運動会の時にリレーでみんなで力を合わせて勝てたことが一番印象に残っている出来事です。


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Q 友情が芽生えるには何が必要だと思いますか。

安田成美:相手に対する想いですね。それは言葉がなくても伝わるものだと思います。ピーター・ソーン監督はとくに素晴らしいです。この作品を作るために膨大な時間と労力を注いできたと思います。それでいて、数日間の声の仕事をしただけの私たちにもすごく感謝の気持ちや喜びを伝えようとされていましたし、その想いに私も応えようと思えました。今日、監督とお会いして、友情や愛を感じるいい出会いだったと思います。そういう強い想いというものは言葉ではなくてもどんな形でも伝わると思いました。

石川樹:助け合ったり、コミュニケーションが必要だと思います。アーロたちみたいに、最初はケンカしていても、助け合って、自分の性格や特技を段々と強くしていけば、友情も深まると思います。

Q アーロのように新しく挑戦したいことは?

石川樹:今までやってきた仕事と同じことではなく、新しいことにもチャレンジしてみたいと思います。

安田成美:水泳が趣味ですが、水中でターンできる人を見ると格好いいと思うので、自分もそれにトライしてみたいと思います(笑)。

Q 実はこれが怖い、というものはありますか?

安田成美:私はゴキブリです。

石川樹:僕はそこまで怖いと思うものはないです。お化けも大丈夫です。家に虫が出ると僕が捕まえる役です。

安田成美:うちでは誰もやってくれません。私が「捕まえて」って家族みんなに背中を押されるんです!(笑)

Q おふたりにとって家族とはどういう存在ですか。

安田成美:かけがえのない、宝物ですね。

石川樹:僕も宝物です。家族がいないと今の僕はいなかったと思います。

Q 『アーロと少年』の見どころを教えてください。

安田成美:やはり、ふたりの友情の部分ですね。物語が進むにつれて深まっていく愛と友情が見どころです。それと映像美は圧巻です。絶対に大きなスクリーンで観てほしいです。親子で観る以外にも、大人がひとりで観てもいいと思います。本当に気持ちが満たされますし、癒されるし、観終わってすぐ睡眠できたら、きっといい夢が観られるんじゃないかと思います。とても良い映画だと思います。

石川樹:アーロが最初は弱虫で怖がりなのが、少年スポットと出会って一緒に旅をして、段々と強くなっていくところが見どころだと思います。とにかくみんなに観てほしいです。子どもも大人も感動できると思います。

Q 安田成美さん、石川樹さんからOKWAVEユーザーに質問!

安田成美:恐竜アーロと少年スポットが育んだ友情にちなんで、あたたかい友情を感じた出来事を教えてください。

石川樹:みんなの大切なものは何ですか?

 


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■Information
『アーロと少年』
2016年3月12日(土)全国ロードショー

『モンスターズ・インク』『トイ・ストーリー』のディズニー/ピクサーが描く感動のアドベンチャー・ファンタジー。もしも地球に隕石が衝突せず、恐竜が絶滅しなかったら…そこは恐竜だけが言葉を持つ世界!大きいけれど弱虫な恐竜アーロと、小さいけれど勇敢な人間の少年スポット。すべてが正反対で、言葉も通じない二人のたった一つの共通点は、どちらも“ひとりぼっち”。初めての友情が、永遠に続くことを願う二人だったが…。

監督:ピーター・ソーン

日本語吹替版キャスト:安田成美:アーロを信じて待つ“ママ”役、松重 豊:[Tレックス一家]頼りになる父“ブッチ”役、八嶋 智人:[Tレックス一家]好奇心旺盛な弟“ナッシュ”役、片桐 はいり: [Tレックス一家]おてんばな姉“ラムジー”役、石川樹:恐竜なのに怖がりで弱虫な“アーロ”役

配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン

http://www.disney.co.jp/movie/arlo.html

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