バツイチ&シンママの恋愛。子連れデートが家族の新たな記念日に|40代50代のリアルな恋活&婚活体験談6
40代で恋愛や再婚を考えるとき、避けて通れないテーマのひとつが「子どもの存在」です。ご自身に子どもがいる場合もあれば、お相手が子持ちでシンママやシンパパのケースもあります。「いい人だな」と思っても、その先に子どもとの関係や生活のリアルがちらつき、足がすくむこともあるでしょう。子なし同士よりもハードルが高く感じてしまうのは仕方がありません。
今回ご紹介するのは、そんな「バツイチ&子持ち」という現実とまっすぐ向き合いながら新しい関係を築き始めた40代男女の物語です。きっかけは、とてもささいな一言から始まりました。
住まいが近く意気投合!出会いから2日後に初デート
出会いの場は、マッチングサービス「シンシアリーユアーズ(旧ラブサーチ)」。最初にアプローチしたのは、B太さん(49歳)でした。
「M子さんは42歳。自分はもうすぐ50歳で結構年齢差があるし、正直スルーされるだろうなって思っていたんです」。
そう振り返るB太さん。しかし意外にもM子さんからアクションがあり、マッチングが成立。やりとりを重ねるうちに住まいが近いこともわかり、メッセージは一気に盛り上がっていきました。
そして最初のメッセージから、わずか2日後には「会ってみませんか?」という話に。トントン拍子で話が進み、本人たちも驚きだったとか。
実際に会ってみても、想像以上の相性の良さ気付かされたというふたり。初デート以降も食事を重ね、順調に距離を縮めていきました。
そんなある日のデートで、M子さんがふと「今度、親子でディズニーに行くんだよ♪」と話します。B太さんが軽い冗談のつもりで「じゃあ僕もついて行こうかな♪」と言ったところ、思いもよらない展開が待っていました。
「え?ちょっと待っててね!」と言って、M子さんがその場で子どもたちに電話をかけ始めたのです。
出会って間もない不思議な4人組で子連れディズニーへ
その電話をきっかけになぜか話は「じゃあ一緒に行こう!」という予想外の展開に!結果的に、マッチングからわずか11日後には、M子さんとその2人の子どもたち、そしてB太さんという不思議な4人組でのディズニーデートが決行されることになりました。
「まだお互いに何度か食事をしただけで、遠出デートは初めて。しかもM子さんの子どもたちも一緒。普通なら構えるところだけど、不思議と『まあ、これもアリか』と思えたんです。いずれは子供たちに認めてもらわないといけないですし」。
そう話すB太さん。お互いがバツイチという共通点もあり、年齢的にも子どもがいることは自然に受け入れられたのだとか。
当日は、ディズニーリゾート近くの「葛西臨海水族園」に立ち寄り、大観覧車に乗ったり、大小さまざまな魚を見て楽しんだあと、「ホテルミラコスタ」に宿泊。翌日はディズニーシーをたっぷり堪能しました。
「もちろんロマンチックなお泊まりとはいきませんでしたが(笑)、M子さんの子どもたちの落ち着いた対応や、ちゃんと場をわきまえて接してくれたのが嬉しかったですね。急展開ではありましたが、とても貴重な記念日になりました」。
B太さんの言葉からは、ただの「楽しいデート」以上に、M子さんファミリーとの心の距離がグッと縮まったことが伝わってきます。
子どもとの関係を恐れずに踏み出す「バツイチ恋愛」の勇気
「40代の恋愛では、自分や相手に子どもがいることは決して珍しくありません。だからこそ、いつかは向き合わなければいけないこと。僕たちは、たまたまそのタイミングが少し早かっただけじゃないかな」
と、B太さんは語ります。
確かに、相手に子どもがいるからといってすぐに「無理」と決めてしまうのは、もったいないかもしれません。
もちろん、恋愛にしろ、ステップファミリーを選ぶならなおさらのこと、相手だけでなく子どもまでを受け入れることは容易ではありません。ですが、その存在も含めて大切にしようという姿勢は子どもにも伝わり、新しい幸せに繋がっていくはずです。
今回のディズニーデートでは、アトラクションを回るのに忙しすぎて、2人での写真を撮り損ねてしまったのだとか。それは、「次に2人きりで来たときのお楽しみ」にとっておくことにしたそうです。
「正直、出会ってからこんな急展開になるとは思いませんでした。これからは無理せず慌てず自分たちのペースで関係を育てていきたいです」。
子どもも含めた「家族のカタチ」を大切にしたい方へ
バツイチ同士の出会い、相手に子どもがいる現実、それでも気持ちが通じ合えば関係は前に進む。今回のエピソードは、そんな希望を感じさせてくれました。
「僕も行こうかな♪」という冗談から始まった、B太さんとM子さんのストーリーは、ふたりだけでなくM子さんのお子さんたちとも紡いだ、小さな家族の第一章だったのかもしれません。
もし、あなたが今、同じように「相手に子どもがいるから」「自分は子持ちだから」とためらっているなら、B太さんとM子さんカップルを思い出してください。きっと、あなたにも素敵な「家族のカタチ」が待っているはずです。
関連リンク>>
- カテゴリ
- 人間関係・人生相談