辛い離婚を経験してしまうと「もう恋なんてしない」と思ってしまう人は多いことでしょう。特に、シンママやシンパパともなると、日々多忙で恋愛する余裕もないかもしれません。また、年齢を重ねるほど出会いを諦めてしまうこともあるでしょう。

今回ご紹介するのは49歳で再婚を果たしたひとみさんのストーリー。彼女が出会ったのは、なんと17歳年下の男性でした。しかも、子どもがいるという状況。多くの方が「自分には無理」と思ってしまう条件の中で、彼女はマッチングサービスを通じて運命の出会いを果たし、幸せな再婚生活を手に入れました。

「年齢」と「子ども」の不安を抱えながら始めた婚活

50歳目前になり、人生を共に歩めるパートナーを探したいと思ったひとみさん。勇気を出してマッチングサービス「シンシアリーユアーズ（旧ラブサーチ）」に登録しました。

プロフィールには正直に「子どもがいること」「年齢を気にしない人が希望」と書きました。40代・50代の婚活では「子どもがいると難しいかも」「年齢がネックで理想の相手は見つからないのでは？」と不安になることも多いでしょう。実際、ひとみさんも同じ悩みを抱えていました。

登録してすぐに届いたのが32歳の男性・RYOさんからのアプローチ。やりとりが始まるや否や「会ってみませんか？」とストレートに誘われ、正直「遊び目的かもしれない」と疑ったそうです。

それでも、彼のプロフィール写真の笑顔に心を動かされ「会ってチャラ男だったら断ればいいか」と思い切って会うことにしたのです。

初デートで確信した「この人なら信じられる」

RYOさんはわざわざひとみさんの地元まで足を運び、待ち合わせ場所も彼女の希望を優先してくれたそうです。その心遣いに嬉しくなったひとみさんは、お礼の気持ちを込めて手作り弁当を持参。

海を眺めながら二人並んで話していると、RYOさんは想像以上に落ち着いていて、礼儀正しく、真剣に話を聞いてくれる男性でした。夜はひとみさんおすすめの洋食屋でディナーを楽しみ、その後も「もう少し一緒にいたい」との思いでカフェに移動しコーヒーを飲みながらさらにおしゃべりを続けたといいます。帰り際、RYOさんの口から次のデートの予定を聞かれ、とても嬉しかったそうです。

「今日は本当に楽しかった。ありがとう」

帰宅後に届いたお礼のLINEの一文で、彼の誠実さをさらに感じたひとみさん。年齢差や子どもがいることも了承してくれたこともあり、RYOさんからの「先を見据えた交際をしたい」との言葉を信じてみようと思った瞬間でした。

年の差を超えて重なった価値観

交際を続ける中で、二人は驚くほど価値観が似ていることを知りました。

どちらも留学経験があり、彼はフランスとアメリカ、ひとみさんはアメリカで学生時代を過ごしました。食べ物の好み、恋愛観、人生に対する考え方まで共通点が多く「なぜもっと早く出会えなかったのだろう」と笑い合うこともあったそうです。

もちろんひとみさんには不安がありました。

「子どもがいる私を本当に受け入れてくれるのか？」
「17歳の年齢差は、いずれ壁になるのではないか？」

しかし、RYOさんは「全部わかった上で一緒にいたい」と真剣に伝えてくれました。ひとみさんも「この人となら年齢差や子どものことも乗り越えられる」「ずっと一緒にいたいと思える人に会えた」と確信し、交際を続ける決意をしたのです。

映画のようなプロポーズと再婚の決意

交際からしばらく経った頃、RYOさんから「結婚を考えている」とはっきり伝えられたそうです。一度結婚に失敗していて再婚には慎重だったひとみさんでしたが、彼の揺るぎない気持ちと真摯な態度に心を動かされます。

そして運命のプロポーズは、二人が初めてデートした海岸の展望台で。美しい海を前に、彼が突然ひざまずき、婚約指輪を差し出したのだとか。想定外ではありましたが、ひそかに憧れていた映画のワンシーンのようなプロポーズにとても感動したのだそう。

その後、二人だけの小さな挙式で晴れて夫婦になりました。

新婚生活が始まると、二人は忙しい毎日を過ごしながらも、確かな絆を育んでいます。

新しく借りたマンションのインテリアを一緒に選び、休みの日には映画やBBQ、ユニバーサルスタジオに出かけるなど、楽しみを共有中なのだとか。RYOさんの趣味である釣りにも、これから一緒に挑戦する予定です。

子どもや年齢で結婚を諦めないで

ひとみさんは振り返ります。

「まさかこの年齢で再婚できるなんて考えてもみませんでした。しかも相手は17歳も年下……。最初に誘われたとき思い切って会いに行って良かったです」。

「待っているだけでは出会いは訪れません。まずは行動してみること。たくさんの人に会ってみるのも良いと思います。メッセージだけを長期間続けてしまうと、相手に対する期待が膨らみ過ぎてしいますよね」。

女性の場合は特に「マッチングサービスで知り合った相手に会う」ことに怖さを感じる人は多いかもしれません。もちろん、自分の身を守るためにも慎重になることは大切ですが、今回のひとみさんのように思い切って相手に会ってみることも時には重要。出会いのチャンスを掴むための欠かせないポイントなのです。

「年齢や子どもの存在を理由に恋愛や結婚を諦める必要はありません。私も最初は『ちょっと無理かもしれないな……』とは思っていましたが、真剣に探せば理解してくれる相手に出会えます。マッチングサービスは、そのチャンスを広げてくれる絶好の場所じゃないかな」とひとみさんは語ってくれました。

再婚でも初婚でも、恋を始めるのに遅すぎることはありません。出会いたいと思ったら迷わず婚活や恋活の場所に飛び込んでみてください。新しい人生を共に歩んでくれるベストパートナーと巡り合えるはずです。

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