仙台市民が教える桜スポット。かつてビールにも使われた名水があった清水沼公園。【宮城県仙台市】
2026年の桜シーズンも北上を続け、終わりを告げようとしている今、名残惜しく感じている人もいるだろう。来年のシーズンに期待を寄せ、楽しみにしている人も多いかもしれない。
仙台でも西公園や榴岡(つつじがおか)公園が代表的な桜のスポットではあるものの、仙台市民の筆者としてはそれだけではもったいないと思う。
仙台駅からやや北東、榴岡公園から少し北に位置する歴史のある公園がある。筆者は清水沼(仙台市宮城野区)周辺を散歩していて桜が咲いている様子を見て驚いた場所である。戦前は沼地として親しまれ、「大沼」とも言われたものの、戦後には埋め立てられて現在の公園となった。
今回はその歴史のあるスポットの桜と歴史について紹介したい。
伊達政宗公も訪れていた
1601年に仙台が開府される前の1590年、伊達政宗公が岩切城(仙台市宮城野区・宮城郡利府町)を攻める目的として軍容を整えた場所としても有名である。勇ましい軍装が澄明な水面に写ったことから「スズ沼」とも称されたと石碑に刻まれている。
「スズ」は「涼し」という意味で「清く冷(すず)かな」という意味できれいな湧(わ)き水が湧いていたことから「清水」を称えたことから「清水沼」と名付けられたとされている。
かつて湧水はビールにも使われていた⁉
仙台港付近にあるキリンビール仙台工場は1923年の操業開始から1983年に現在地(仙台港付近)に移転するまでの約60年間、小田原(現仙台市青葉区・宮城野区)にあった。沼地だった戦前にはビールを製造するために清水沼の湧水が利用されていた。筆者は驚きを隠せなかった。
「当時のビールの味はどうだったのだろうか?」とビール好きの筆者はついそんな想像をしてしまう。
もはや、清水沼公園は花壇の整備も行われ、桜とともに季節の花を楽しめる。今後も末永く散歩スポットとして親しまれ続けていくであろう。
桜の季節は過ぎたものの季節の花とともに彩り続けて親しまれる公園であることを筆者は願っている。
※画像が全て2026年4月14日筆者撮影。
※参考URL:仙台市ホームページ
https://www.city.sendai.jp/ryokuchihozen/reiwa100sen/ichiran/049.html
情報提供元:ローカリティ!
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