若く見える人と老けて見える人は何が違う?見た目年齢を左右する要因

同じ年齢なのに若く見える人、老けて見える人

久しぶりに同級生と会ったとき、「あまり変わらないな」と感じる人がいる一方で、ずいぶん印象が変わったと感じる人もいます。同じように年齢を重ねているはずなのに、なぜ見た目には差が生まれるのでしょうか。顔立ちやメイクだけが理由ではありません。シミやシワ、肌の乾燥、フェイスラインはもちろん、姿勢や歩き方、表情まで含めて、私たちは相手の年齢を感じ取っています。

肌の変化にも、年齢だけでは説明できない部分があります。加齢に伴って皮膚の水分保持力や弾力は低下し、シワやたるみが目立ちやすくなりますが、そこに紫外線などの影響が重なると変化の現れ方も変わってきます。長年にわたって紫外線を浴びることで進む「光老化」では、シミやシワなどが目立ちやすくなることが知られています。同じ50歳でも肌の印象が違って見える背景には、生まれ持った特徴だけでなく、それまで過ごしてきた環境や習慣も関係しているといえるでしょう。

 
肌の見た目では紫外線対策の優先度が高い

シミやシワなど、肌の見た目に注目すると、まず意識したいのが紫外線です。紫外線を長期間浴び続けることで起こる「光老化」は、単に年齢を重ねることで起きる変化とは性質が異なります。日焼けというと、真夏の海や屋外レジャーを思い浮かべるかもしれません。しかし紫外線は、通勤や買い物などの日常生活でも浴びています。短時間だから問題ないと考えて対策をしない状態が何年も続けば、その積み重ねが将来の肌印象に関係してくるといえます。

米国皮膚科学会では、皮膚の早期老化を抑える方法として、日陰を利用する、肌を衣服で覆う、SPF30以上で広範囲の紫外線を防ぐ日焼け止めを使用するといった対策を挙げています。喫煙についても、皮膚の老化を速め、シワやくすんだ印象につながるとしています。 高価な美容液を増やすことだけがアンチエイジングではありません。肌に何かを足す前に、紫外線や喫煙といった老化を進める要因を減らすという発想を持つほうが、長い目で見れば取り組みやすいのではないでしょうか。

 
顔だけを整えても見た目年齢は決まらない

見た目年齢について考えるとき、肌ばかりに意識が向きやすいものです。しかし、人と会った瞬間に目に入るのは顔だけではありません。背中が大きく丸まっていたり、歩幅が狭く動作が重く見えたりすれば、実年齢以上の印象につながることがあります。一方、姿勢が安定していて自然に体を動かせる人は、活動的な印象を与えやすいでしょう。運動をすればシワが消えるわけではありませんが、見た目年齢を「顔だけの問題」と考えない視点は持っておきたいところです。

世界保健機関(WHO)は成人に対し、週150〜300分の中強度の有酸素運動、または週75〜150分の高強度運動を推奨しています。筋力トレーニングについても、週2日以上が目安とされています。これは美容のための数字ではなく、健康維持を目的とした基準ですが、筋力や身体機能を保つことは姿勢や動作を支えることにつながります。運動をすれば直接シワが減るわけではないものの、全体の印象を若々しく保つ一因になると考えられるでしょう。

 

アンチエイジングは老化要因を減らすという考え方

食生活や喫煙も、見た目年齢を考えるうえで無関係とはいえません。米国皮膚科学会では、喫煙は皮膚の老化を早め、シワやくすんだ印象につながるとしています。食生活についても、野菜や果物を含むバランスの取れた食事が推奨されています。特定の食品を食べれば急に若返るという話ではなく、日々の生活習慣を整えることが、肌や体の状態を保つ土台になると考えられます。

実年齢そのものを変えることはできませんし、骨格や遺伝など、自分では変えにくい部分もあります。それでも、紫外線から肌を守る、喫煙を避ける、体を動かす、食生活を整えるといった行動は自分で選べます。アンチエイジングを「何歳若く見せるか」と考えるより、実年齢以上に老けて見える原因を少しずつ減らしていくと考えたほうが、無理なく続けやすいのではないでしょうか。5年、10年と積み重ねた習慣が、同年代との見た目年齢の差につながる可能性もあるといえます。

カテゴリ
美容・ファッション

関連記事

関連する質問