女優 間宮夕貴(映画『ビジランテ』)【OKWAVE アーカイブ|2017年12月取材】 

©2017「ビジランテ」製作委員会

本記事は、2017年に掲載されたOKWAVE Starsのアーカイブ記事です。
本記事は映画『ビジランテ』(2017129日公開)に出演の間宮夕貴さんインタビューの記事です。

Q 作品の印象についてお聞かせください。

この作品にはオーディションで選んでいただきました。原作のある映画が多い中で、入江悠監督のオリジナル脚本ということで、そういう作品にはなかなか出会えないです。台本を読むと全身がビリビリする感覚があってこれはすごい作品になると思いました。完成した作品を観た時にもそのビリビリする感覚があったので、出演できて本当に良かったと思う作品でした。

Q オーディションはどのような様子だったのでしょう。

台本を全部読ませていただいて、サオリ役のオーディションとして参加しました。台本を読んだ時に、私自身がサオリと似ているわけではありませんが、演じるならサオリがいいなと思っていました。その役が掴めたので、本当に良かったです。

Q ハードな作品の中で、サオリは癒やしキャラですね。

癒やしキャラになることができていたらいいですね(笑)。サオリ本人は至って真剣なのに何だか変な子なので、クスッと笑ってもらえればいいなと思います。シーツを干したり、洗濯物をたたんだり生活感もあって、この作品に出てくるキャラクターでは一番現実に近いのですが、思考はあまり現実の人間ではない気もしています。
台本を読んだ時は、サオリには少しだけ常識が足りないような感じがしたので、そこをしっかり出した方がより一郎が映えるんじゃないかと思いました。一郎はそういう人が好きなんだ、という意外なところも出せればいいなと。緊張感がすごくある映画なので、私が出てくるシーンだけはホッとできる、息がはけるような時間になればいいなと思いました。


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Q 一郎役の大森南朋さん、三郎役の桐谷健太さんと向き合う芝居が多かったかと思いますが、現場の様子はいかがでしたか。

撮影が長くかかって寝られない時もあって、その時は緊張感がありましたし、ピリッとするシーンでは現場の空気も変わりました。そういう時は、線が一本切れてしまうとぶつかり合いになるようなギリギリのところでのお芝居でした。でも、それ以外ではおふたりとはお話をして、和気あいあいとしていました。「最近、身体にガタが来て」といった健康の話題が多かったです(笑)。

Q 終盤の立ち回りのシーンは緊張感と迫力が凄まじいですが、撮影はどのように進められたのでしょう。

映像では10分ほどですが、撮影には3日間かかっています。それも、3日間72時間丸々撮影していたので、3日合わせて5時間くらいしか寝てないんじゃないかと思います。ハードでしたし、その時の緊張感はすごかったです。

Q 入江監督の演出はどのような感じなのでしょう。

細かく指導はされないのですが、監督の中で何か決まった画があるようで、それにはまらないとずっと撮り続けるスタイルでした。監督がこだわってなかなかOKを出さないので、役者側もこだわってやっていこうという気になったので、みんなのモチベーションを高めてくれる監督だと思いました。でも、何も言わずに撮り直していくので、何がいけなかったのかみんな分からず、いつか怒られるのではないかと怖がってもいました(笑)。毎回芝居を変える人もいれば、ここは変えたくないと全く同じに演じる人もいました。撮りすぎて何回目か分からないシーンもたくさんありました。

Q ご自分の印象的なシーンはいかがでしょう。

終盤の、車の中で泣くシーンです。私自身、撮影の疲れも溜まってきつかったのと、ここでのサオリの涙ですべてが決まるというプレッシャーもあって辛かったです。
その後の車から出て歩いて行くシーンは、マイナス3度の中を靴下だけで歩いていくので寒かったです。でも、私も監督もそのシーンは靴下も脱いで裸足でやりたいと思っていたんです。でも、その道路はすぐ近くに工場があってガラス片が落ちているという安全上の理由でスタッフの方たちに止められて、二人で「ダメか」とへこみました。


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Q 本作への出演を通じて、新しい発見などはありましたか。

監督がOKを出すまで撮り続けるので、私は精神的にもおかしくなりかけていました。でも、それがあったからこそ役が憑依する感覚がありました。サオリに取り憑かれたような瞬間が何度もあったので、これがお芝居なのかもしれないと教えてもらえました。現場からホテルに戻って寝ていてもサオリが抜けなかったんです。今まで、あまり役を引きずらないようにしていましたが、今回は気づいたら役のことを考えていて、まるでサオリに恋しているくらいでした。お芝居というものにはまだまだ深いものがあることがわかったので、これからも、もっともっとお芝居を頑張ろうという気持ちにさせてもらいました。

Q 今後の抱負などお聞かせください。

昨年の1月に撮影をして8月くらいに完成した作品を観ましたが、反省すべき点がたくさんありました。でも、それが見つかるということは、撮影後の数ヶ月間で自分が成長できていることだと思います。自分の作品を観るのは苦手ですが、やはり観なければいけないなとも感じました(笑)。今後の抱負としては、前に誰かがいる道を行くのではなく、新しい道を作れるような自分自身が一つのジャンルのようになれるようにこれからも頑張ります。

Q 間宮夕貴さんからOKWAVEユーザーにメッセージ!

この作品は三兄弟の争いにいろんな人が巻き込まれていくお話です。ひとりひとりが面白く凄いキャラクターが揃っています。この三人のとてつもない緊張感をぜひ劇場で感じていただきたいです。他の作品と二本続けて観られないくらい引きずる作品ですので、いろんな人と観に行ってぜひ作品について話していただけたらと思います。一言では言い表せない話ですし、いろんな話ができる作品です。何度観ても、いろんな目線で見られる面白い映画です。

Q ちなみにこの三兄弟を間宮さん自身が選べるなら誰を選びますか。

私も一郎ですね。私は前を歩く男性が好きなので、引っ張っていってもらいたいですね。二郎は女性の一歩後ろをついていく感じですし、三郎は隣で肩を組んで歩くようなタイプなので、三人共バラバラなのが面白いです。

Q 間宮夕貴さんからOKWAVEユーザーに質問!

女性の皆さんは“草食系”と“肉食系”のどちらが好きですか。
男性の皆さんはご自分はどちらだと思いますか。
私は、肉食系が多いといいなと思います(笑)。

 


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■Information
『ビジランテ』
2017年12月9日(土)より テアトル新宿ほか全国公開

幼い頃に失踪した長男・一郎。市議会議員の次男・二郎。デリヘル業雇われ店長の三男・三郎。別々の道、世界を生きてきた三兄弟が、父親の死をきっかけに再会する。深く刻まれた、逃れられない三兄弟の運命は再び交錯し、欲望、野心、プライドがぶつかり合い、事態は凄惨な方向へ向かっていく。

【「ビジランテ」とは「自警団」という意味を持つ。警察や法律が機能していない世界で、己の力で本当に大切なものを守る集団を指す。】

出演:大森南朋 鈴木浩介 桐谷健太
篠田麻里子 嶋田久作 間宮夕貴 吉村界人/菅田俊
脚本・監督:入江 悠
配給:東京テアトル 
公式HP:
http://vigilante-movie.com

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■Profile
間宮夕貴
1991年3月9日、愛知県出身。

グラビアタレントとして人気を得たのちに、石井隆監督の映画『甘い鞭』(13)で壇蜜演じる主人公の高校生時代を、ヌードも辞さぬ体当たりで熱演。映画『フィギュアなあなた』(13)、映画『GONINサーガ』(15)と石井監督作品の常連女優になる。主演した日活ロマンポルノ生誕45周年記念リブートプロジェクトの一作、塩田明彦監督による映画『風に濡れた女』(16)では、第69回ロカルノ国際映画祭コンペティション部門で若手審査員賞を受賞したほか、ブルーリボン賞で新人賞ノミネート、第26回日本映画プロフェッショナル大賞では新進女優賞を受賞した。そのほか主演作に映画『屋根裏の散歩者』(16)がある。

https://www.instagram.com/mamiya_yuki/

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